2023年度 学校関係者評価について
2023年度の学校関係者評価を実施しました。
2023年度重点目標を踏まえた教職員の自己評価の結果とその振り返りをもとに、保護者アンケート結果も関連させながら評価を行い、課題とその改善について報告しました。
・2月29日(木)
・保護者代表3名 幼稚園関係者2名 法人関係者1名
学校関係者評価会では以下の内容を提出しました。
○2023年重点項目
⒈学ぶ力(遊び)の充実を図る
・自発的な遊びを援助し、特に「熱中」「集中」「こだわり」の側面を重視し遊び込む経験を援助する
⒉生活力の向上
・年間を通して指導していく内容を吟味し、その指導方法を工夫する
⒊教育力の向上
・子供の実態を深く掴み、その状況を記録する方策に取り組む
⒋教育環境の整備・改善
・年齢の区分と成長の区分を活かす環境を整える
○2023年重点目標を踏まえた自己評価の振り返りから以下の2点を改善課題として取り上げ、ご意見をいただきました。
・自己評価の「とてもよくできている」評価が少ない。自分の実践に対してなかなか自信を持って「とても良い」と言い切れない点もあると思う。この点は、教職員間のコミュニケーションをより密にして、お互いの実践を忌憚なく評価し合い伝え合う中でお互いに自信を深めていかれる雰囲気をさらに構築すること。
・「ほぼできている」と「あまりできていない」という評価が拮抗している項目は、22年度でも同様であった。そこで、その活動・職務分掌のねらい、目的、方法などあらためて確認し実践してきたが、教師間の認識に差がある点も残っている。日々の教育活動に大きな影響がでているとは思われないが、「ほぼできている」以上に改善されるよう努力してほしい。
○保護者アンケートは100%の回収率で、「強く思う」「やや思う」をポジティブな評価と捉えました。しかし、特に「強く思う」回答が50%以下の項目については、自己評価と若干乖離がある点もあり改善課題としました。また、「全く思わない」というネガティブな回答がある項目は、早急な改善課題と捉えました。
・園の施設や安全管理の項目は、現状の対策では不十分との指摘(警察・消防)があり改善課題が明確になった点は、次年度の訓練などでの対応を進めること。
・園だより、クラスだよりなど教育情報の提供の仕方、お知らせする内容等について、十分保護者のニーズに応えられていないという指摘があり、保護者への情報提供に必須項目の見直しと伝達時期・手段についての見直しを進める。
○英語教育について
担当教員が変わったことと前年度の内容を加味したことによる変化がありました。2年目の実績を踏まえて、教員よる自己評価と保護者アンケートとの結果を比較してみると、両者の評価には大きな隔たりはありませんでした。保護者からは、英語教育に関しては関心も高く子供の変化もよくわかるので、さらに積み重ねてほしいとの意見がありました。
・英語2年目の年長は、新しい外国人教員に当初気後れしていた面もあったが、後半には親しみを持って接することができていた。
・英語の日には、登園時に英語の先生に年中・長の子供達が英語で挨拶をしたり、問いかけに返答したりできるようになっていた。「できない・知らない」というハードルがどんどん低くなっていたように感じている。
・英語が初めての年中も、新しい言葉に興味を持ち、どんどん吸収していった。この点からも、年中からの本格的なレッスンの導入は、スタート時期としては良いと考える。
・英語の時間を保護者が参観する機会が特別に取られなかった。間接的な情報しかなかったので物足りない点があった。
・外国人教師か日本人教師か、現在の委託先か新しい委託先を開拓するについては、比較検討する材料がないが、より良いものを検討していってほしい。
以上、振り返りをもとに明らかになった課題とその改善の方向について次年度の教育活動に生かしていくことが了承されました。