神さまのおはなし(5/16)
今日の宗話は『主の祈り』についてのお話でした。
イエス様が唯一、「祈るときは、このように祈りなさい。」と言って教えてくださった『主の祈り』がどのようなお祈りなのかを、神父様が丁寧に説明してくださいました。
=天におられるわたしたちの父よ=
イエスさまは、天のお父さんがどんなお方かいつも教えてくださいます。
天のお父さんの気持ちがよくあらわれているのがイエスさまです。
天のお父さんはたったひとりの、かけがえのない息子をあたえるほど、私たちを愛してくださいました。私たちもお父さんとお母さんから命をわけていただきました。神さまにお祈りする時には、お父さん・お母さんへの感謝の心で、「父よ」とよびかけましょう。
=み名が聖とされますように=
神さまの名前が大切にされますように、というお祈りです。
私たちにも、ひとりひとり名前があります。
名前には、お父さんとお母さんの気持ちが、よくあらわれています。
こんな人になってほしい、こういう事を大切にしてほしい、生まれてきてくれてありがとうという気持ちです。
ですから、自分の名前もお友達の名前も大切にしましょう。
=み国が来ますように=
み国とは天の国、神さまの国のことです。神さまの国は平和の国。
私たちの世界には、お腹がすいている人、のどが渇いている人、住むお家がない人、貧しい人や、国と国との争いがあります。
私たちの世界にも平和がきますようにとお祈りします。
=みこころが天に行われるとおり地にも行われますように=
みこころとは、神さまのお気持ちです。
神さまは、みんなが平和に過ごすこと、幸せになることを願っています。
地上の世界が、神さまの望んでおられる素晴らしい世界になりますように。
すでに亡くなった人も私たちを見守っていてくださいます。
=わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください=
昨日は何を食べましたか? 何を飲みましたか?
ぼくたちは、毎日食べたり飲んだりします。
ぼくたちの心も、食べたり飲んだりします。本当ですよ。
心の食べ物は、嬉しい気持ち・楽しい気持ち・感謝する気持ちが大好物。
いつもありがとうの気持ちを忘れずに。
=わたしたちの罪をおゆるしください=
罪とは、悪いとわかっているのにすることです。
また、良いことをしたほうがいいとわかっているのにしないことです。
まわりのお友だちを驚かせたり、わるふざけをしたり、いじめたりしてはいけません。
=わたしたちも人をゆるします=
悪いことをしてしまったら「ごめんなさい」とあやまります。
「ごめんなさい」と聞いたら、怒ったままでいていてはいけません。
神さまが悲しむからです。
=わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください=
おいしそうなおやつがあります。
でもそれは、かってに食べてはいけないもの。お友達のものを取ったり、お友達を傷つけたり、自分を傷つけたりすることがありませんように。
=えいこうはちちとことせいれいに。
はじめのようにいまもいつもよよに。アーメン。=
参考図書
『みくにがきますように~しゅのいのり~』(日本基督教団出版局/ターシャ・テューダー絵)