かみさまのおはなし(1/17)
年が明けて最初の宗話は、クリスマスの振り返りから始まりました。
「皆さんはクリスマスをどんな風に過ごしましたか?」「プレゼントをもらった人?」「どんな気持ちでしたか?」
神父さまからの質問に、自分の体験したことを次々と言葉にする子どもたちでした。みんなの声を聞いて、神父さまは「とても平和なうちに過ごせたということですね。」と応えてくださいました。
今日のお話は、その「平和」についてのお話です。
絵本『世界で一番の贈りもの』を読んでいただきました。
第一次世界大戦の初期、戦場の最前線に身を置く両軍の兵士たちが、クリスマスの日に自発的に休戦を決めました。一人の勇気ある兵士が武器を置いて相手の方へ歩み寄ると皆がそれに続き、敵兵を旧来の友人のように出迎えたのです...
映画「Мerry Christmas(原題)」が原作の物語。
『世界で一番の贈りもの』(評論社)
聖書にはこのように書かれています。
「ひとりの正しい行為によって、すべての人が義とされて、命を得ることになったのです。」(ローマの信徒への手紙5章18-19)
わかりやすく言うと、あなたが善いことをすると全ての人の役に立ちます...ということでしょうか。私たちの思いや行いによって平和を作ることが出来ます。平和を作ることが出来るように、そして神さまが私たちにくださった命を互いに尊ぶことが出来るように...と願っていきたいと思います。
御家庭でも、平和について、ひとり一人の命の尊さについて、話し合ってみてくださいね。