令和3年度 学校評価について

令和3年11月に、教員8名に対して2021年度の教育活動の重点目標をもとに自己評価を実施しました。また12月に保護者アンケート(回収率90%)を実施し増した。これらの結果を踏まえて、令和4年2月16日に学校関係者評価(保護者代表4名、幼稚園代表2名)を実施しました。

○2021年度の5つの重点目標をもとに自己評価を行い、振り返りをした。
⒈重点項目
目標項目(重 点 施 策)
○遊びの充実(学ぶ力)
・自発的な遊びを援助し、その子を取り巻く集団の様々な成長を促す
・熱中し、集中し、こだわって遊び込む経験ができるようにする
・行事毎に使用頻度の高い語彙を増やす
○生活力の充実
・一人でできること、みんなでできることを成長の時期ごとに明らかにし、共通の視点で指導にあたる。
・みんなのために「良いこと」を行う機会を増やし、取り組ませる。
○教育力の充実
・子供の成長の見取りを可視化する方法を模索する。
・遊びの発展の方策について研修する。
・学校評価の前提となる自己評価を行い、園としての強み、改善点の抽出を行う。
○教育環境整備
・保育室環境の整備を、使用頻度の観点から進める。
・公的基準に則った安心・安全の点検を進める。
・個人に還元する教材等を精選し、教育活動そのものを高める教材を増やす。
・園庭の改造計画を検討し、第1段階の実施を進める。

⒉自己評価の総合振り返り
・聖園幼稚園の存在意義については、重要な事柄と認識し、東京大司教区と連携し「神様と人に愛される」人を育てる教育を進めようと努力している。一方で、幼稚園内でのみ完結してしまう面もあり、一歩ずつ社会貢献・地域貢献・S D Gsを進めていく必要も感じている。
・その日の保育の様子をボードや口頭で説明したり、年2回の面談で子供の様子を伝えたりしており、この点については保護者との信頼関係は取れていると感じている。日常の保育の様子を記録し振り返ることも行なっており、子供との信頼関係の構築に努力している。
・コロナ禍ということもあり、従来行われていた教員を対象とした研修が激減している。園内での研修も長時間にわたる集まりを避けているため、効果的な研修が実施されていない。一方、教員個々の興味関心・スキルアップのためのリモートによる研修には参加できており、情報の共有もできているが、同じ内容・関心・成果を共感を持って取り組めていない。来年度の大きな改善目標となる。
・リスク管理に関しては、年間3回の訓練を実施しているが、警察や消防と連携して実践的な訓練(教員に対して)を計画する。防犯に関しての情報が不足していると感じている。

⒊保護者アンケートの結果から
・最も良いレベル、良い・ほぼ良いレベルが合わせて8割を超えている項目(17/21)は、支持されていると捉えることができる。一方、最もよくないレベル(2/21)は、喫緊の課題として対応する。
・コロナ禍での活動制限などを加味して考えると教育活動全般については、概ね支持されている。
・保護者が園に足を運ぶ機会の制限もあり、活動の様子がもっと伝えられるよう情報提供の方法について改善すべきとの指摘があり、22年度の課題とする。
・預かりの利用方法については、利用申し込み等のあり方について改善すべきとの指摘があり、22年度の課題とする。
・子供にとって、幼稚園の施設が十分でないとの指摘がある。改善すべき課題も把握しているが、踏み出せない状況がある。来年度から中期計画を検討する。

4.学校関係者評価について
・自己評価による教員の課題の捉え方は、評価できる。
・コロナ禍という条件の中で、子どもを中心とした教育活動が行われていた。
・保護者は、色々な制限のもと、実際の教育活動の様子がうかがえる情報が少しでも多くあることを期待しているので、この点はさらに効果的な、安心できる情報提供を進める。
・デジタルの情報提供も進んできたが、行事関連、保護者が関わる事柄など、もう少しタイムリーで詳細な情報が提供されていても良い。
・環境整備などに保護者ボランティアとして関われるようにする。


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